家飲みが何倍も楽しくなる!ダッチオーブンを使った絶品おつまみレシピ

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チルアウター読者のみなさん、はじめまして。家飲みの合間、こたつでビールを飲みながら失礼いたします。

酒と料理をこよなく愛するライター、おかんと申します。「おかん」のあだ名は「場末のスナックにいそう」という理由でつけられました。

さて夏に比べて、冬の方が家飲みやホームパーティーが多い……という人はいらっしゃいませんか?私がまさにそうなのですが、勝手知ったる家で、暖房で身体を暖めながら、仲の良い友人たちとお酒を酌み交わす。そんな冬のひとときって何物にも代え難い時間ですよね。

家飲みやホームパーティーをより充実させてくれるのは、やっぱりおいしい食事。

友人宅で行われた飲み会で、アウトドアごはんに欠かせない「ダッチオーブン」を使い、家飲みにピッタリな料理をつくってみました。

使用したのはこちらです。LOGOSの10inchダッチオーブン。

普通、ダッチオーブンは、錆び止めワックスを落としてから油でコーティングする「シーズニング」という作業が必要なのですが、こちらのダッチオーブンはあらかじめ処理がされているのでシーズニング不要。すぐに調理に取りかかることができます。

<濃厚さがたまらない 海老出汁が効いた変化球アクアパッツァ>

手軽で見栄えがする料理の代表格といえば、アクアパッツァ!いわゆるイタリアの魚介酒蒸しですが、この日は少しアレンジを加えました。フランス料理のアメリケーヌソースをヒントに、海老殻でつくったソースを加えて変化球の味を目指します。

材料はこちら

▼アメリケーヌ風ソース
・海老の頭と殻・・・5〜10匹分(好みに合わせて加減)
・にんにく・・・ 1片
・セロリ・・・1/2本
・トマト缶・・・1/2缶
・白ワイン・・・100ml
・生クリーム・・・100ml
・オリーブオイル・・・大さじ2
・塩・・・適量
・水・・・適量

▼アクアパッツァ
・白身魚・・・25cmほど1匹分
・海老のむき身・・・5〜10匹
・あさり・・・300g
・プチトマト・・・約10粒
・パプリカ・・・1/2個
・イタリアンパセリ・・・1/2パック
・にんにく・・・ 1片
・ケーパー・・・大さじ2
・白ワイン・・・200ml
・オリーブオイル・・・大さじ3
・塩、胡椒・・・適量

アメリケーヌソースは海老殻と魚介の出汁でつくる濃厚なソース。今回は簡易的につくったので「アメリケーヌ風」です。殻も身も余すところなく料理に使えるので、殻つきの海老が売っていたらぜひ挑戦してみてください。

*下ごしらえ*

魚の表面には塩を振って10分ほど置いておきます。臭みが抑えられます。

使用したのは25cmほどの鯛。その他スズキやイサキ、タラなど、白身の魚であれば概ねおいしくできると思います。

切り身でも問題ありませんが、アラからいい魚介の出汁がでるので、できれば1匹まるごと買って、お頭や中骨などのアラも活用したいですね。購入したお店でさばいてもらえると非常に楽です。

海老は頭と殻をソース用に分け、爪楊枝などで背わたを取り除きます。あさりは必要に応じて砂抜きをし、殻の表面をこすり洗いしておきましょう。

プチトマトは洗って半分に。パプリカは細めの串切り、イタリアンパセリは刻んでおきます。

*ソースづくり*

まずはソースづくりから。オリーブオイルを熱して、みじん切りのにんにくを香りが立つまで炒めます。ダッチオーブンは熱伝導率が高く焦げやすいので、必ずこのときは弱火で!

続いて海老の頭と殻を投入。水分が残ると生臭くなるため、ここからは火を強めて炒めていきます。海老の頭をガシガシ潰して海老みそを出しながら、水分を飛ばすように炒めていきます。今回は中骨のアラも加えました。

海老の殻がオレンジ色に色づいてカラリとしてきたら、白ワイン、トマト缶、生クリーム、みじん切りのセロリを加えて煮込んでいきます。水分が少ないようなら、ひたひたになるくらいの水を足しましょう。

蓋を閉めずに弱火で15分ほど煮詰め、最後に塩で味を整えます。思わず味見をおかわりしそうになるほど、香ばしくて甘い海老の風味がたまりません。

完成したソースは、ざるなどで漉して液体だけを取り分けます。ガラをヘラで押さえて、1滴も無駄にしないよう注ぎきりましょう。というより、1滴も無駄にできないくらいおいしいんです……!

これでアメリケーヌ風ソースの完成!

*アクアパッツァづくり*

アクアパッツァの本調理の前、ソースを煮詰めているあいだにお頭の霜降りをしておきましょう。塩をふっておいたお頭部分に熱湯をかけたのち、すぐに冷水で冷まし、血の固まりやヌメリなどを丁寧に取り除きます。これで臭みの要因をカット。

これでグッと料理の味があがる……ように思えます。気にしないなら省いてもいいんですが、せっかくつくった料理が生臭いと悲しいですよね。ですので、ちょっとした一手間を惜しまずに。

洗って水分を飛ばしたダッチオーブンに(洗剤で洗うのはNG)、オリーブオイルを敷き、魚の皮目をサッと焼きます。

焦げつきが心配なら魚をいったん取り出し、みじん切りにしたにんにくとケーパーを弱火で炒めます。

次に海老を投入。海老の表面に水分が残っていると油がはねるので、炒める前にキッチンペーパーで水分を取っておきましょう。

魚、あさりを加えて、白ワインを注ぎます。ワインのアルコール分が飛ぶまで、中火で煮立たせます。

酒臭さがなくなったら、プチトマトとアメリケーヌ風ソースを加え、蓋をして中〜弱火で10分ほど煮込みましょう。

鋳物であるダッチオーブンは蓋が重く、鍋と蓋の間に水分が溜まって軽い密閉状態(ウォーターシール効果)をつくることができます。最低限の水分で蒸し料理ができるため、余分な差し水が必要ないぶん、味がギュッと締まってくれますよ。

仕上げにパプリカを散らしてひと煮立ちさせ、刻んだイタリアンパセリを散らしたら……。

<鍋ごと登場で大歓声!アメリケーヌ×アクアパッツァ>

ここはぜひ蓋をしたまま鍋ごと、乾杯の準備が整ったテーブルへ。参加してくれた友達と一緒にいただきます。待ち構えるみんなを目の前に、いざ、開封!

特製「アメリケーヌ×アクアパッツァ」の完成です!

「いい匂いすぎる!」「インスタ映えがヤバい!」

蓋を開けた瞬間、歓声を上げる腹ぺこの友人一同。こういう嬉しい叫び声は大鍋でどーんとつくったメイン料理の醍醐味ですよね。

その他ローストビーフやカルパッチョなど、いろんなアテを並べて……。

乾杯〜!!

「海老の出汁が濃くて寒い日にピッタリ!」

「こんなのが出てくる家飲み最高では?」

「うまいしか言えない!」

ガッつくみんなから最高の笑顔と感想をいただきました!

本来あっさりした味のアクアパッツァを、アメリケーヌ風のソースが全体を濃厚に仕上げていて、ワインだけじゃなくビールや辛口の日本酒にもピッタリ。

味そのものを文面でお伝えできないのが口惜しいのですが、そのおいしさはみんなの表情が物語っているのではないでしょうか。

<残り汁にあえての春雨! エスニック要素を加えて「終わらない〆」を!>

さて、アクアパッツァといえば、残り汁でパスタやリゾットをつくって〆にする場合が多いかと思いますが、私がおすすめしたいのはあえての春雨

パスタやリゾットだといかにも「食事の終わり」という重たさがありますが、春雨ならスルスル食べることができますし、他にもいろんなアテがあって宴会が続くような場面にはこれくらいの食べ応えがちょうどいいんです。まさに「終わらない〆」!

春雨のエスニックさに合わせ、隠し味にはこれもあえてのナンプラーを使います!

アクアパッツァの残り汁(骨が気になるようならざるで漉してください)に、熱湯で戻した春雨を加えます。乾燥状態でちょうど100gのものを戻しました。

汁が少ない場合は少しだけ水を足して、春雨にまんべんなく魚介の出汁が染みるようにしましょう。

生クリーム大さじ3、ナンプラー大さじ2を加えて焦げつかないよう、弱火で煮詰めつつ菜箸で混ぜ絡めていきます。

アンチョビ×チーズ、味噌×牛乳といったように、発酵物と乳製品は相性がいいんですよ。きっとナンプラー×生クリームも美味しいはず……と実は勘で味つけしました。

塩と胡椒で味を整えて、残ったパプリカとイタリアンパセリを散らして完成です!

フレンチ×イタリアン×エスニックという融合もの!ですが、この風味の多重構造がビックリするほどおいしかった!複雑かつ旨みの強い汁を春雨が余すところなく吸い取って、お酒と最高にマッチ。

もちろんこれも大好評!適度な食べ応えで、あっという間になくなりました。「〆をがっつり食べるにはお腹が……」という時、春雨の存在を覚えておいて損はないはず。

<インパクト抜群!ダッチオーブンが家飲みの主役に>

いかがでしたか?

「贅沢だ」「幸せすぎる」と〆まで大好評だった特製「アメリケーヌ×アクアパッツァ」。おいしさが大前提ではありますが、その影にはやっぱりダッチオーブンの功績が大きかった。

▼ここが便利!ダッチオーブンの魅力
・火の通りが早い(煮込みすぎて具が固くならない)
・気密性が高い(最低限の水分で蒸し料理ができる)
・保温性が高い(蓋を閉めればアツアツが長続き)
・見た目がカッコイイ(無骨な蓋を開けると色鮮やかな料理が出るインパクト)

アウトドア先でしかダッチオーブンを使っていないという人も多いかもしれませんが、こうした家飲みで使用すると、あっという間に主役級のインパクトが!
熱伝導率や気密性の高さも普段の料理に役立つので、凝った料理以外でもいろんな場面で活用できますよ。
機能も見た目も兼ね備えた優秀鍋、外でも家でもたくさん使って、笑顔あふれる食卓づくりにお役立てくださいね!

取材・ライティング 平山おかん
写真 黒越啓太

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平山 (おかん)

通称おかんです。京都在住の編集/ライター。ジモコロ/ゆるぢえさん/DPZ/ほか/書籍・雑誌制作など。 酒場/料理/旅/民俗学/街のしみったれた光景に愛を感じます。昼は合同会社banktoのオフィスレディー、夜はスナックでホステスしてます。夢はスナックのママ。

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